「ニッポンのいい映画ができました。」というキャッチコピーの映画「柘榴坂の仇討」を、お気に入りの映画館「長野ロキシー」で見てきました。
ドラマ「最後から二番目の恋」で中井貴一さん の魅力にはまっていたところ、4か月ほど前にこの映画の予告を見ました。
時代劇は構えてしまってあまり見ようと思わないのですが、貴一さんの出演作品ということで、見てみようかなと思いました。
貴一さんの作品は、よく考えてみると数としてはまだそんなに見たことはなく、ほぼ全てコメディーだったのですが、今回は初めて見る時代劇の貴一さん。
キャストのどの方も、静かで存在感のある演技で、作品に溶け込んでいたのですが、
その中で貴一さんは、「中井貴一さん」を全く感じさせない「志村金吾」という人物そのものでした。
今までは、役を通して貴一さん自身の人間的な魅力にひかれるということが多かったですが、
今回の作品では、役そのものを魅力的に見せてもらい、「良い映画」「良い俳優」を見せてもらったなぁ、と。
貴一さんが推薦したという妻・セツ役の広末涼子さん。
私は彼女の作品をあまり見たことがなく、いつまでもかわいらしい雰囲気の方だな、という印象でいたのですが、
かわいらしくも美しく、強く頼もしい存在感がありました。
この夫婦が、結婚して13年たってもずっと仲が良くて、互いを思いやる二人のシーンはとても素敵。
ラストシーンについてパンフレットに書いてあるのを、上映前に見てしまったのですが(なぜ書いてあるんだ!)、良いラストシーンでした。
歴史や時代劇に疎いので、台詞がやや難しく感じたシーンもありましたが、現代の私たちも共感できる「日本の心」が全編にわたって描かれた、とても良い日本映画でした。
また、音楽は久石譲さんだったのですが、音楽が多すぎず、静かで緊張感のあるこの作品をより魅力的に演出していました。
久石さんというと、作品と同じくらい久石さんの音楽が印象に残る場合が多いですが、
今回は良い意味で音楽に存在感があまりなく、とても良かったと思います。
(パンフレットに書かれた久石さんの言葉にも「芝居から一歩引いた音楽を組み立てた」とあり、やはりそうなのか、と思いました。)
ジブリ映画の時のように音楽を前面にもってきて作品を盛り上げることもできるし、この映画のように脇役となって作品を支えることもできる。うまく言葉で表せませんが、久石さんの音楽の幅広さを知った気がします。
そんな、「ニッポンのいい映画」が、私の好きな日本最古の映画館・長野ロキシーで上映されると知り、
ならば他の映画館ではなくあの映画館で見たい!と思い、今日まで見ずにいました。
長野ロキシーは、3つ上映室がありますがこぢんまりとした雰囲気で、親戚の家のような居心地の良さです。
行くと、お茶をもらえます(*^^*)
古いですが、汚いとか怖いとかいう感じではなく、「落ち着く空間」になっているのは、スタッフの方々の丁寧なお仕事のおかげだと思います。
今日は10人ほどで鑑賞したのですが(私が10人グループで行ったのではなく、お客さんが全員で10人ということ)、上映20分前に行ったら誰もいなかったので、一番良い席を確保して見ました☆
現代的なシネマコンプレックスで見るのも良いですが、このような昔ながらの映画館で見るのも良いです。
ずっとこの雰囲気で続いていってほしい、長野ロキシー。
ドラマ「最後から二番目の恋」で中井貴一さん の魅力にはまっていたところ、4か月ほど前にこの映画の予告を見ました。
時代劇は構えてしまってあまり見ようと思わないのですが、貴一さんの出演作品ということで、見てみようかなと思いました。
貴一さんの作品は、よく考えてみると数としてはまだそんなに見たことはなく、ほぼ全てコメディーだったのですが、今回は初めて見る時代劇の貴一さん。
キャストのどの方も、静かで存在感のある演技で、作品に溶け込んでいたのですが、
その中で貴一さんは、「中井貴一さん」を全く感じさせない「志村金吾」という人物そのものでした。
今までは、役を通して貴一さん自身の人間的な魅力にひかれるということが多かったですが、
今回の作品では、役そのものを魅力的に見せてもらい、「良い映画」「良い俳優」を見せてもらったなぁ、と。
貴一さんが推薦したという妻・セツ役の広末涼子さん。
私は彼女の作品をあまり見たことがなく、いつまでもかわいらしい雰囲気の方だな、という印象でいたのですが、
かわいらしくも美しく、強く頼もしい存在感がありました。
この夫婦が、結婚して13年たってもずっと仲が良くて、互いを思いやる二人のシーンはとても素敵。
ラストシーンについてパンフレットに書いてあるのを、上映前に見てしまったのですが(なぜ書いてあるんだ!)、良いラストシーンでした。
歴史や時代劇に疎いので、台詞がやや難しく感じたシーンもありましたが、現代の私たちも共感できる「日本の心」が全編にわたって描かれた、とても良い日本映画でした。
また、音楽は久石譲さんだったのですが、音楽が多すぎず、静かで緊張感のあるこの作品をより魅力的に演出していました。
久石さんというと、作品と同じくらい久石さんの音楽が印象に残る場合が多いですが、
今回は良い意味で音楽に存在感があまりなく、とても良かったと思います。
(パンフレットに書かれた久石さんの言葉にも「芝居から一歩引いた音楽を組み立てた」とあり、やはりそうなのか、と思いました。)
ジブリ映画の時のように音楽を前面にもってきて作品を盛り上げることもできるし、この映画のように脇役となって作品を支えることもできる。うまく言葉で表せませんが、久石さんの音楽の幅広さを知った気がします。
そんな、「ニッポンのいい映画」が、私の好きな日本最古の映画館・長野ロキシーで上映されると知り、
ならば他の映画館ではなくあの映画館で見たい!と思い、今日まで見ずにいました。
長野ロキシーは、3つ上映室がありますがこぢんまりとした雰囲気で、親戚の家のような居心地の良さです。
行くと、お茶をもらえます(*^^*)
古いですが、汚いとか怖いとかいう感じではなく、「落ち着く空間」になっているのは、スタッフの方々の丁寧なお仕事のおかげだと思います。
今日は10人ほどで鑑賞したのですが(私が10人グループで行ったのではなく、お客さんが全員で10人ということ)、上映20分前に行ったら誰もいなかったので、一番良い席を確保して見ました☆
現代的なシネマコンプレックスで見るのも良いですが、このような昔ながらの映画館で見るのも良いです。
ずっとこの雰囲気で続いていってほしい、長野ロキシー。
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